「雑記」

かみじょうです。
ひさしぶりになんかかきます。

マイぷれすのサービスが終わってから、僕自身のための文字は書かなくなっていました。

どうにもやはり、インターフェースやデザインってのは、重要ですね。
今はChromeを使っていますし、モニタとしての便利さもChromeが上ですが、組み立てる一点においてはインターネットエクスプローラの仕様が、僕には合っているようです。


それから、

なぜ以前は毎日を記録できていたのか、最近になって理由が分かるような気がしてきました。
それは「日々」を文字に換える作業ですが、そもそも文字に換える動機として、僕はずっと漠然とした不安を抱えていたのだと思います。
だから、そのアイデンティティレベルの居心地の悪さが証明されないのに何も書かなくなったとしたら、それは僕自身の死だとか、僕が僕として生きることを諦めたとかいった結果が見えていたのでした。
頭の中の、僕という人間が抱えるモヤモヤを解消するためのきっかけに文字を使うのが、この雑記の最大の役割でした。

自分が自覚する以上に、ろくでもないものをたくさん抱え、にっちもさっちもいかなくなった時、自分のウェブサイトを持った時に始めてみたこの「雑記をかく」という毎日の習慣が、恩人の言葉通り僕を救っていたのでした。

ところが、僕は、ある時突然恵まれました。
吐き出すよりも、インプットすることが僕と言う人間の主観や認識にとって重要になった瞬間なのかもしれません。
更に、生まれて初めて、自分自身の内面の事だけで手一杯になりました。
だから、ずっと雑記に向かっても何もフレーズが浮かんでこない時期が何年か続きました。

そして、一時的に「雑記」は本来の意味では必要なくなりました。
僕は個人的な意味で幸福で、幸福がゆえに慌ただしくなったからです。
不満が出ても、それは幸福がベースにあるために即物性というか具体性があり、誰かと対話して対症療法で解決できるもので、雑記で文字にして固定させる必要はなくなっていました。


それまではずっと、目を背けて考えないようにして、そしてそこに自分以外の人間を一切踏み込ませた事はありませんでした。
自分以外の人間を、信頼や信用はしても、それは社会的な能力や人格の役割上のはなしで、もっと内輪的な、内面部分も込み込みで背中を預けられる人間が存在するという頭が無かったからです。

実際、
いませんでした。

そして、あまりに一方的な男女トラブルが多く、何度も何度も振り回されました。
祖母や両親からずっと受け続けた破壊的メッセージというか、「劣等・被支配の暗示」かかっていた僕は、わかりやすいほど「そういうキャラ」をそばに置きたがるタイプを引き寄せました。
僕にとって「モテる」とは、ただの自虐ネタです。「わかったつもりの救世主気取り」や、「見た目と理想で他人を縛るカラまわりさん」を揶揄してるだけです。

そういうのをはじめとした種々のトラブルに疲れ、人間不信と対人恐怖に陥った自我を、いろんな学問知識でコーティングし、他人を強引に許していました。「〜〜なものなのだから仕方がないんだ」と。
実際問題、僕にトラブルを運んでくる彼らも、問題を抱えていました。僕は僕で、いつもそういうところを言われる前に見ちゃって、彼らのほしいものを与えようとしてしまっていたから、同罪でした。無自覚でも、それは罪です。だから、鏡面のように「罰」として彼らの存在があったのかもしれません。
「何も言わないのに良く分かっていてくれるよね」「一番理解してくれる」
そういう言葉を引き出していたのは僕でした。同罪です。言わせたようなものです。
意識する前に見えちゃうものを、どうしようもないですが。

人間は、基本属性として自分本位なものです。
「良さ」というものは教育や教養に由来します。
僕は運よく、ボーっとレールの上を生きればいい環境にはいませんでした。とても多くの反面教師に恵まれ、人として必要な自信を失い、押し潰されはしても、反逆心に満ちていました。
嫌な人間がアレな事をしたら、絶対に真似はすまいと誓うものです。
子どもであればあるほどに。


それらの枷が、ある時ふと外れて、僕の精神はにわかに忙しくなりました。
いろいろな要素がランドマーク的に、繋がって、「自覚」として分かってきたからです。

でも、それは凄まじい情報量でした。
未だに、言葉にするにはまとまらない、見つからないものも多いです。

まとまったものなんてせいぜい、モンハンで鬱病が治ったってこととか、
大人が子供に押し付ける「精神論社会論的"資格"」の正体くらいです。




なんで今また雑記なんて書いてるのか、
それは、僕がまた不安になっているからだろうなと自分で思います。

一歩先の足元が真っ暗で、先に見える光も無く、不安です。



なにがもっとも不安かって、
その不安の正体がつかめない事です。