「オコヅカイ」の罠

アフィリエイトでお小遣い」って謳い文句があります。

自分あの「おこづかい」って表現好きじゃないんですよね。
なんてーかさ、その「おこづかい」を結果的に手にする人ってお小遣い稼ぎをしているってことになるわけじゃない。

「おこづかい」が手に入る方法を用いて何かを表現した=「お小遣い」欲しさにやってる、みたいな。
だいたいあってる、とは思いますが(笑)

そのブログなりサイトなりのユーザーは、本人が望むと望まざるとに関わらず、読者に対して「このサイトはお小遣い稼ぎ用のサイトで、私はお小遣い欲しさにこの方法を使いました」って言って売ってるようなものです。

  1. 私は商売としてスイカ売ってます。
  2. 私はスイカを売れば小銭が貰えると聞いたので飛びついてスイカを売りさばきたいです。
  3. 私はスイカを売るという行為で副次的に得られる金以外の物が金以上に今欲しいのでスイカを売るという手段をとります。

と、それぞれ売り手に言い分があったとして、「お小遣い貰えるんス」と言われたら、賢明な単なる読者である方々はどう取るのかね。
2じゃねーの?

そもそも、得た報酬に対して「おこづかい」ってのは、受け取る人間がその金をどう認識しているかの言葉です。お小遣いって言葉につられてアフィるやつって感じただけでも、ドン引きされるのが大半だよね。
体験上、コンセプトの無い販売ページからモノが売れることは偶然以外にないし、アクセス貰ってても何のアクションの痕跡もありません。

「お小遣い」という言葉で釣る時点で、WIN-WIN-WINになりません。アフィリエイト元のサービス先に対して、ひとの報酬巻き上げて多くの人間の「小遣い」の積み上げで金欲しいだけというのが本音ならすがすがしいものですが、それは嬉しいのは胴元"だけ"ですよね。
その結果ユーザーが振るわないのは僕にはあまり意味の無い事ですが、そんな謳い文句持ってるサービスを使ってるってだけで、そういう目で見られんのは嫌なものなんで、もっと誠実な謳い文句にしてほしいものだな、とけっこういろんなところにたいしておもいます。

というよりも、やりかたが上手いところはそういうベタで古くさい煽りの無い、現実的な謳い文句でちゃんと客囲って、そういうウェブビジネスアングラ時代のようなベタで古臭い頭の悪そうなウリを未だに掲げているところはヘッタクソな感じがプンプンしてるわな。


結論を言うと、「アフィリ」=「お小遣い稼ぎ」ってイメージをサービス側が植え付けようとすんの嫌よねほんと
っていう。
正しく紹介料を貰うっていう一連の流れが、小銭投げつけるようなイメージになっていいの?ほんと。クソ野郎がスパムしまくるのってだいたいこの「煽りにつられる」→「ノウハウを無差別無思考に実践」ってのが原因じゃん。



ちなみに、すごい合法的に作品の表紙とかパッケとかを載せるには、Amazonは便利でオススメ。楽天はあかん、リンク切れ率高すぎる。